石は行くべきひとのもとに届くー。
2024年11月15日〜18日の4日間に渡る個展が無事終了しました。
お久しぶりの方から最近の友人達、長崎や大阪から駆けつけてくれた親友
偶然通りかかった方など、予想以上の訪問があって、嬉しい限りでした。
遠方で参加がむつかしい友人のために、初のインスタライブに挑戦して
ギャラリー内の展示の様子をお伝えできたことも良かったと感じています。
来ていただいたお客様に楽しんでもらえるよう
作品の数はできるだけ多くしなければ・・・と考えたために
作品ひとつひとつに込めた想いやストーリーが伝わりにくくなってしまった事や
そのための展示の方法についても、もっと準備が必要だったな、など
もちろん、反省点も多々ありました。
しかしながら、それは行動したからこそ、わかったことでもあるので、
前向きに、今後の活動にいかしていきたいと決意を新たにしました。
ブランド立ち上げから10年の節目に区切りをつけた事で、
私の創作の旅は、次のステージに進むことができます。
限りのある時間とリソースの中で、どれだけチャレンジができるのか
目の前にある石たちと向き合いながら、たとえ遅々とした歩みであっても
情熱を持って、ひたすら続けていこうと思います。
今までうっすらと感じてはいたものの、確信を得るまでには到らなかったことが
確信に変わった出来事もありました。
それは「石は行くべきひとのもとに行く」という事です。
個展のメインの作品、ブラジルで出会った石をデザインした作品は、
5年の歳月を経て、それを持つにふさわしい方の手元に届きました。
特定の誰かをイメージして創ったものではないのにもかかわらず、
(特定の誰かをイメージして作ることはよくあります)
全く想定していなかったその方から、購入の意思をお伺いした時に
(なるほど、そうだったのか!)と合点がいきました。
パズルの最後のピースがピタリとはまった瞬間のような驚きと嬉しさで、
石を手に入れてから、これまでの時間の流れを振り返りました。
古くから「機が熟す・・・」という諺がありますが、まさにそれです。
そして「偶然はない」という事でもあります。
自分の望みと宇宙の要望が一致したところで現実化は起こる、と
先人の誰かが言っていたような。
石と対峙し、石の声を聴きながら、インスピレーションを大切にして
これからもやっていこうと思います。