「阿蘇の家に遊びにいらっしゃいませんか?」と
ストーンヒーラー仲間のるり子さんに誘われて
新緑の熊本へ行ってきました。
阿蘇くまもと空港についた時はどしゃぶりの雨でしたが、
翌日は気持ち良く晴れて、るり子さんの運転で天草まで足を伸ばすことになりました。
週末の2日間の滞在予定なので、「高千穂を案内しますね」と言われていたのに
なぜか天草の話題が出て、行くことになったのです。
海沿いのドライブでは、雲仙普賢岳がくっきりと見えて、
天草五島では、雨で洗われた色とりどりの新緑がキラキラと美しく輝いていました。
樹の葉はどれも生命力に溢れていて、
緑色に、こんなにも多彩なバリエーションがあるのかと感動しました。
るり子さんのおすすめで、隠れキリシタンの里である小さな港町・崎津を訪ねると
かつてキリシタンの人々が踏み絵を踏まされた場所に立つ教会には、
ルルドの泉を模した池がありました。
ひっそりと静かな町は独特の風情があり、はるばる訪ねるだけの価値がありました。
外観からは想像できないほど明るく、ステンドグラスが美しい教会の内部で
(ひとは何故祈るのだろう?)と問いかけると
(希望という光のために・・・)という声がしました。
希望があれば、ひとは生きていける。たとえ、逆境の中にあっても。
世の中のすべてのひとの心に、希望の光が灯りますように。
生きとし生けるものが皆、しあわせでありますように。
海沿いの崖の上で町を見守るマリアさまに手を合わせ、
はるか昔にこの地で生きたひとびとの想いを感じてみました。
それから、来た道を引き返して海辺の温泉に入り、海鮮のご飯を食べ、
夕焼けの風景をしばらく眺めてから阿蘇に戻りました。
充実した一日を振り返り、(新緑の緑色は、エメラルドの煌めきのようだな)
と思ったら、ハートがじんわりと温かくなりました。