砂漠の薔薇

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サン・テグジュペリ作の「星の王子さま」はとても好きなお話し。

 

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

かんじんなことは、目に見えないんだよ」

 

お話しの中に、名言はあまたあるけれど

王子さまが自分の星に残してきた

一本の薔薇の花を想うくだりが印象的でした。

 

「本当の愛は、もやは何一つ見返りを望まないところに始まるのだ」

 

 

もうひとつ、好きな名言。

 

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ。」

 

 

砂漠の薔薇という石があります。

サハラ砂漠やメキシコなどの乾燥地帯で見つかる、

薔薇の花のような形をした石です。

(とてももろいので、アクセサリーにはなりません。)

 

 

水に溶けたミネラルが結晶に成長するものなので、

砂漠といえども水がない(またはなかった)地域からは出てこないそうで

「かつてオアシスが在った場所で、水が干上がる事によって、

水に含まれた化学物質などが結晶化して形成される」とも言われています。

 

 

砂漠の薔薇には、そこで生きたさまざまな動植物の意識が化石化し

その土地の過去の記憶が閉じ込められているとも言えるかもしれません。

 

 

気の遠くなるような長い時間が経過し、

喜びも悲しみも、過ぎ去りし日の美しい風景となる…。

 

 

砂漠の薔薇を眺めていると

“大切なもの”と“美しさ”の秘密がわかるような気がするのです。

 

 

「探しているものは、たった一輪の薔薇や

ほんの少しの水の中にも見つかるはずだ。」

by サン・テグジュペリ

 

 

 

 

 

 

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