珊瑚

たからもの No Comments

わたしが初めて手にしたジュエリーは、

16歳の誕生日に母から贈られた珊瑚のネックレス。

きれいな薄桃色のひと粒の珊瑚が嬉しくて、

しばらくの間そればかりを着けていた。

 

ギリシア神話によると、英雄ペルセウスが

怪物メドゥーサの首を掻き切った時、溢れた血からペガサスが、

地中海に滴り落ちた血の雫から珊瑚が生まれた…とされている。

 

深海に生息し、樹枝状の群体を作り、

石灰質で出来た緻密で固い骨格を持つサンゴだが、

宝石として使われるものを“珊瑚”と呼ぶそうだ。

 

アカサンゴ、シロサンゴ、モモイロサンゴなど、

最近では採ることが叶わなくなり、

希少性がますます高まってしまった。

 

珊瑚は、金星と月に結びついた宝石とも言われている。

 

伝統的に金星は肉体的な愛を司るヴェヌス、

月は妊娠をつかさどるダイアナに結びつく惑星とされていて、

どちらも受け入れ産み出す女性性の要素を

多く持っているように感じる。

 

美しい海にしか生息できない珊瑚は、

希少な鉱物たちと同じように、地球が育くんでくれた宝物。

 

その宝物を大切に扱って、

16歳の時に手にした珊瑚のネックレスの

オマージュを創ってみたいと思っている。

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